廃棄物に関係する法令の情報

平成16年度廃棄物処理法改正の概要
16.4.28

一部改正法の公布
  平成16年4月28日公布 法律第40号


改正の趣旨
   中央環境審議会の意見具申「廃棄物・リサイクル対策に係る課題への対応について」(平成16年1月28日)を受けた改正
 意見具申の視点
  ・広域的な廃棄物処理に係る国の役割の強化
  ・不法投棄の撲滅と優良業者の育成
  ・廃棄物処理施設を巡る問題への対応


法律案の概要
  (1) 国の役割の強化による不適正処理事案の解決
    1)環境大臣の指示
 環境大臣は、産業廃棄物の不適正な処理により生活環境の保全上の支障が生ずることを防止するため緊急の必要がある場合には、都道府県知事に対し必要な指示をすることができることとした。
  (2) 廃棄物処理施設を巡る問題の解決
    1)廃棄物が地下にある土地の形質の変更
 廃棄物最終処分場の跡地等について指定区域として指定し、当該指定区域において土地の掘削その他の土地の形質の変更を行う場合には、事前に都道府県知事に届け出るとともに、基準に適合しない施行方法がなされる場合には、都道府県知事は、その施工方法の変更を命ずることができることとする。
 ※無届の形質変更の罰則:20万円以下の過料
   施行方法の変更命令違反の罰則:1年以下の懲役又は50万円以下の罰金
    2)廃棄物の処理施設における事故時の措置
 廃棄物の処理施設において生活環境保全上の支障を生ずるような事故が発生したときは、直ちに応急措置を講じ、都道府県知事に届け出なければならないこととするとともに、都道府県知事は応急措置を講ずべきことを処理施設の設置者に命ずることができることとする。
    3)廃棄物処理施設の設置の許可に係る生活環境影響調査書の添付等の特例
 構造上は適正な施設であるにもかかわらず管理者が不在となってしまった廃棄物処理施設について、新たにその管理者になる者が行う当該施設の設置の許可に関する手続は、その一部を不要とする。
 ※不要とする手続:生活環境影響調査書の提出、同調査書の公告縦覧
  (3) 罰則の強化などによる不法投棄の撲滅
    1)指定有害廃棄物(硫酸ピッチ)の不適正処理の禁止
 人の健康又は生活環境に係る重大な被害を有するおそれがある性状のある廃棄物(指定有害廃棄物:硫酸ピッチを予定)に関する保管、収集、運搬又は処分の基準を定め、その基準に違反した処理を禁止するとともに、不適正な処理を行った者を処罰する。
 ※罰則:5年以下の懲役又は1000万円以下の罰金
    2)罰則の強化
ア 不法投棄又は不法焼却の罪を犯す目的で廃棄物の収集又は運搬をした者に対する
  罰則の新設
 ※罰則:3年以下の懲役又は300万円以下の罰金
イ 不法焼却の罪の量刑の引き上げ
 ※罰則:3年以下の懲役又は300万円以下の罰金
      →5年以下の懲役又は1000万円(法人の場合は1億円)以下の罰金
                                  (不法投棄と同じ量刑)
ウ 違法に産業廃棄物を受託する罪の量刑の引き上げ
 ※罰則:3年以下の懲役又は300万円以下の罰金
      →5年以下の懲役又は1000万円以下の罰金(不法投棄と同じ量刑)


施行期日
  ・上記3(3)Aの改正・・・・平成16年5月18日
・上記3(2)@の改正・・・・公布日から1年以内の政令で定める日
・その他の改正・・・・・・・・・公布日から6月以内の政令で定める日


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